自転車で古墳めぐり

自転車で世田谷美術館へ行く。ベルギー絵画の展覧会。
それから多摩川近くまで走って、喜多見にある古墳をみてくる。
まずは7世紀の稲荷塚古墳。墳丘の長さ13メートル、高さ2.5メートルの円墳。横穴式石室の内部からは人骨1体のほか、太刀、鉄鏃、耳環、玉類、土師器、須恵器などの副葬品が出てきたという。典型的な後期型古墳。今は公園として整備されている。
続いて、すぐ近くの第六天塚古墳。こちらは長さ30メートル近い円墳で、円筒形の埴輪が出土し、埋葬施設は頂部にあったというからもう少し古いタイプのようだ。中世に塚として再利用された形跡があるという。
どちらも有名でもなんでもない古墳だけれど、東京の住宅地の中で遥か遠い時代からのメッセージを発し続けているのだった。