午前中、あてもないまま走り出したら、世田谷通りの横断歩道を馬が渡っていた。すぐ近くの馬事公苑の馬。昔はよく路上を散歩していたけれど、いまでも町なかを歩いていたとは知らなかった。というわけで、馬事公苑へ行く。広い苑内にはあちこちに馬がいて、やっぱり動物のいる風景というのはいいなぁ、と思う。日本庭園の池には白鳥が２羽。京都競馬場から来たとのこと。
馬事公苑をあとにして、すぐ前の東京農大「食と農の博物館」にも立ち寄る。温室にマダガスカル島に生息するレムール（キツネザル）がたくさん飼育されている。また農大は網走にもキャンパスがあるので、小さな水槽にクリオネも飼われていた。流氷の天使などと言われるクリオネだけれど、和名はハダカカメガイといい、殻はないけど巻き貝の一種である。殻のない巻き貝・・・要するにナメクジの仲間らしいです。とにかく、この博物館、けっこうオススメです。
午後は野川方面に足を伸ばす。成城の先の神明橋のそばにある世田谷トラスト協会でイベントをやっていて、ボランティアの方からいろいろお話を伺う。多摩川のコアジサシ営巣地の保護活動をされている方によれば、今年は卵やヒナのうち30〜40がカラスなどにやられ、無事巣立ったのは13羽ほどだったそうだ。
というようなわけで、昼間あちこち走り回っていたので、東京国際女子マラソンを見逃してしまった。高橋尚子選手。３ヶ所も肉離れなんていうから完走も難しいのでは、と思っていたら、なんと優勝。スゴイというほかない。
