びっくりカボチャ

このカボチャの何がびっくりなのかというと、カボチャのタネなんて蒔いた覚えもないのに、花壇に芽が出てきたのである。正確にいうと、エダマメを蒔いたら、豆の芽と一緒に見慣れぬ芽が出てきたのだ。ウリ科の植物であることはすぐに分かったが、初めはキュウリかなと思った。キュウリのタネなら小さそうだし、エダマメに紛れ込んでいた、ということもあり得る。でも、カボチャのタネなら大きいから万が一、袋に混入していても、すぐ気がつくはずだ。
とにかく、植え替えて、支柱も立てて、育ててみた。ぐんぐん大きくなり、つるを伸ばし、葉を広げ、地を這い、サザンカの木に這い上がり・・・。この頃には謎の植物はカボチャとしての正体を明らかにしつつあった。小さな丸い玉のついた雌花が咲くと、僕は玉のついていない雄花をちぎって人工授粉もしてやった。花がしぼんで、玉がだんだん大きく育ち始めた。そして、写真のような立派なカボチャができた。
できたカボチャは2つ。じつは大きい方はすでに食べてしまった。ちゃんとカボチャの味だった。
で、残った1個も今日収穫。
エダマメもよくできたし、この夏はなかなか好成績。それにしても、なぜカボチャの芽が出てきたのかは謎のまま。びっくりカボチャ。