全国キャンディーズ連盟2008大同窓会

今日4月4日はキャンディーズ解散30周年の記念日。解散コンサートが行われた後楽園球場の跡地に先月オープンしたばかりのJCBホールで開催された30年目にして初の公式イヴェント「全国キャンディーズ連盟2008大同窓会」に行ってきた。
事前にもマスコミで報道された注目のイヴェントということで、会場には報道陣も多数。
それにしても、すごかった! 3時間半近くにも及ぶ熱狂のカーニバル。
解散コンサート「ファイナル・カーニバル」の秘蔵映像(初公開!)をメインにしたプログラムで、当然ながらキャンディーズの出演もなかったが、単なるフィルム・コンサートではなかった。とりわけ、当時のバックバンドMMPが登場し、キャンディーズのヴォーカルにシンクロさせての圧倒的な生演奏の迫力は、テレビでのアイドル・イメージとはまるで違うロック色の強いパワフルなライヴを展開していたというキャンディーズのコンサートを体験したような気分にさせてくれた。そして、おなじみの掛け声、紙テープ。僕は初体験だったのだけれど、あの一体感がたまらない。不在のはずのランちゃん、スーちゃん、ミキちゃんが確かにそこに存在していた。そんな気持ちにもなった。観客も出演者もみんながキャンディーズのファンとして連帯した熱いイヴェントだった。
最後に挨拶したキャンディーズの元マネージャー・大里洋吉氏によれば、実はキャンディーズの3人もこの同窓会の場にいたいという気持ちがなかったわけではないらしい。キャンディーズを誰よりも愛しているのは彼女たち自身なのだから。でも、彼女たちが姿を見せることはなかった。芸能界の掟に逆らい、逆風の中、ファンの支持だけを頼りに自分たちの意思を貫いて、解散を強行したキャンディーズ。この30年の間には再結成の誘いが何度もあったはずだが(たとえば、NHKが紅白歌合戦の目玉に再結成を働きかけたとかいう噂が…)、それは解散を支持し応援してくれたファンへの裏切りになるということなのだろう。だからなのか、今も女優として活躍するランちゃんとスーちゃんの共演も一切ない。プライベートでは今も仲良しという3人のもとには今日の模様が映像としてファンからの手紙とともに届けられるそうだ。
それにしても、解散から30年を経て、こんな体験ができるとは少し前まで想像もできなかった。夢のような時間だった。

詳しいことは自分のサイト「Acoustic Touring」に書くつもり。このサイトも今日で3周年を迎えました。

http://www.geocities.jp/peepooblue/





終演後の会場は紙テープに埋まっていた! 歩けん!