坂東第三十三番札所・那古観音

電車に乗って南房総館山市の那古観音に行ってきた。
はじめは自転車を持って行こうと思ったのだが、千葉県は午前中を中心に雨ということだったので、やめた。
実際、両国あたりから雨が降り出し、千葉に着いた頃はけっこう降っていた。
ところが内房線で海が見えてくる頃には雨もすっかり上がって薄日がさしてきた。そして、那古船形駅に着いたら、青空も見えてきた。こうなると、自転車を持ってこなかったことが悔やまれる。海辺の道を自転車で走りたい!と思う。


那古船形駅に到着。左端に見える小高い山が那古山)



那古船形駅。昔ながらの木造駅舎だが、海辺の町の駅らしいカラーリング)


駅からツバメが飛び交う道を10分ほど歩いて、那古山の中腹にある那古観音に参拝。観音堂は先月「平成の大修理」が終了したばかり。そのお堂からは館山湾(鏡ヶ浦)が一望できる。
ウグイスやカワラヒワメジロがさえずる那古山を散策してから本坊でご朱印をいただく。これで坂東33ヶ所観音霊場をすべて巡拝したことになる。いわゆる結願。「結願之証」をいただく。


秘仏のご本尊・千手観世音菩薩。境内の説明版の写真を写したもの)



観音堂から眺める館山湾。今日は遠くが霞んでいる)


ハマダイコンハマエンドウハマヒルガオなどが咲く那古の海岸を散策してから駅に戻り、内房線で浜金谷へ。ロープウェイで鋸山に登る。途中、眼下の森に猿がいた。


(鋸山山頂から浜金谷の町並みを見下ろす)



山頂から東京湾の絶景を眺めた後、山を下り、金谷港から東京湾フェリー久里浜へ渡り、京急久里浜駅から電車で帰る。


東京湾フェリーの船上より。子供たちが投げるかっぱえびせんを目当てにたくさんのカモメがついてくる)