９月１日はキャンディーズが「あなたに夢中」でデビューした記念日。１９７３年のことだから今年で３５年ということになる。
キャンディーズは１９７２年にNHKの歌謡番組のマスコットガール兼アシスタントとして結成され、１９７３年４月からは『８時だヨ！ 全員集合』にレギュラー出演していたので、レコードデビューの時点ではすでにお茶の間でもおなじみの存在だった。バラエティー・タレントが歌でもデビューというのは今でもよくあるパターンだが、当時、彼女たちがレコードを出したということが自分のことのように晴れがましい気分だったのを思い出す。当時はむしろ南沙織の「色づく街」の方が好きだったんだけどね。
キャンディーズ「あなたに夢中」３連発どうぞ。
ラン、ミキ、スーの順に歌い出して、そのまま３声コーラスに突入。最後までユニゾン・パートがないというコーラス・グループとしての特色を前面に打ち出した作品。
以上はデビュー当時のキャンディーズ。お次は解散直前のキャンディーズ。バックはMMP。ピアノは作曲者の森田公一。
ちなみに１９７４年の９月１日には４ｔｈシングル「なみだの季節」、１９７５年９月１日には７ｔｈシングル「その気にさせないで」、１９７６年９月１日には「ハート泥棒」がリリースされている。１９７７年９月１日にはレコード発売はない代わりに衝撃の解散宣言で始まったコンサートツアー「サマージャック’７７」の最終日・東京日劇での公演が行われている。この日劇公演は５日間で１０公演、しかも全日演奏曲目を変えるという離れ業をやってのけたそうだ。そして、１９７８年９月１日にはキャンディーズはもはやこの世に存在していなかった。
３４年前のきょうリリースされた「なみだの季節」。ブレイク前の売れないアイドルの悲哀みたいなものを感じさせる映像。タイトル表記、間違ってるし…。こんな強風の中でこのミニスカートはかわいそう。けなげ。
３３年前のきょうリリースされた「その気にさせないで」。この曲はライヴでも人気だった。
３２年前のきょうリリースされた「ハート泥棒」。キャンディーズがスタジオで「売れない〜わ、売れない〜わ、売れない〜わ〜♪」と替え歌でうたっていたという逸話が残っている。実際、あまり売れなかったみたいだけど、僕はけっこう好き。
