石神井公園に黒鳥を見にいく

去年の1月には白鳥が飛来して話題になった石神井公園に今年は1月5日に2羽の黒鳥が飛来したというので、サイクリングがてら行ってきた。岸辺にすごい人だかりなので、どこにいるかはすぐに分かった。




黒鳥(Black Swan)はオーストラリア原産の鳥で、真っ黒な体に真っ赤な嘴。嘴には一部絆創膏みたいな白い斑がある。僕が黒鳥を初めて見たのは子どもの頃、井の頭動物園でのことだが、見た目がカッコよくて、白鳥よりも好きだった。白鳥と違って渡り鳥ではないので、今回飛来したのは野生とは考えられず、どこかで飼育されていたのが飛んできたのだろうということらしい。
去年の白鳥は集まった人間の多さに驚いたか、すぐにどこかへ飛んで行ってしまったが、今度の黒鳥は人にある程度馴れているのか、カメラを構えた人たちのそばまでやってきたりして、餌ももらえるし、意外に居心地がいいのかも。ただ、石神井池はボート池で、実際、無神経に近づこうとするボートもいて、そのたびに移動していた。近づくボートの親子連れやカップルは岸辺から罵声、怒号を浴びていた。
ところで、黒鳥が何度か翼を広げたので初めて知ったのだが、翼も真っ黒なのかと思ったら、羽の先は白いのだね。
案外居ついてしまうかもしれないけれど、あるいは報道を見て、「うちの黒鳥だ」とどこかから奪還に来る人がいるかも。いずれにしても、平和に暮らしてほしいものだ。
石神井池ではほかにもカルガモオナガガモハシビロガモキンクロハジロホシハジロ、バン、カイツブリゴイサギエナガ(たぶん)など。
今日は若い女性モデルの撮影会もあちこちで行われており、カメラ小僧ならぬカメラおやじが大興奮の石神井公園なのだった。