冷たい雨に時々雪やみぞれも混じる中、3万5千人が参加して東京マラソンが行われる。僕の従妹も走ったらしい。
それよりも何よりも、昨日南米チリで発生した巨大地震により、津波が日本にもやってくるということで、列島の太平洋側に津波警報発令。50年前のチリ地震津波では大きな被害のあった東北の三陸地方には大津波警報。海岸沿いの鉄道や道路は軒並み運転見合わせ、通行止めとなる。東京でも津波に備えて東京港や内部河川の水門が閉鎖される。ということで、めったに見られない閉鎖された水門を見ようと、雨の上がった午後から出かけてきた。
茅場町の交差点を行く東京マラソンの市民ランナー。ゴールの東京ビッグサイトは津波が来るかもしれない東京湾の埋立地にある。
大島川水門。
隅田川畔で早くも咲き始めた大寒桜。隅田川テラスも立ち入り禁止かと思ったら、散歩する人もちらほら。警察や消防の関係者があちこちにいる。
小名木川と隅田川の合流点に設置された3連ゲートの新小名木川水門。隅田川と荒川と東京湾に囲まれた江東デルタ地帯を水害から守っている。
都営新宿線で江戸川区に移動して、新中川と旧江戸川の合流点に設置された今井水門を見にいく。都内では最大級の7連ゲート。ここもしっかりと閉鎖されていて、上流側と下流側でけっこうな水位差が生じていた。
実際に各地で数十センチから1メートル超の津波が観測され、夜まで警報が続く。テレビの画面には終日、赤や黄色で縁取られた日本列島の地図が映り続ける。東京でも晴海の検潮所で30センチの津波が観測されたとか。