JULVERNE/Emballade...  (1983)

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 ベルギーのジュルヴェルヌは、ピアノ、フルート、クラリネットバスーン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスといったクラシカルな楽器編成で、オリジナル曲を演奏する室内楽団。彼らの音楽を形容するのに、しばしばエリック・サティが引き合いに出されるが、変拍子を多用し複雑な構成をもつシリアスな演奏の中に独特の軽やかさ、趣味性、ノスタルジーといったものを感じさせるセンスの良さが持ち味だ。
 さて、そんなジュルヴェルヌの3作目は女性ヴォーカルを加えて古き良き時代のラグタイムシャンソン、ジャズ、タンゴなどを演奏した異色作にして大傑作。古めかしい自転車に乗った女性が描かれたアルバム・ジャケットのイメージ通りの音楽。
僕が持っているのは世界初CD化の韓国盤だが、近年、国内盤も紙ジャケで発売されている。