三冠馬オルフェーヴルとこれがラストランとなるブエナビスタの最初で最後の対決として注目を集めた今年の有馬記念。ペルーサの取り消しで出走は13頭となったが、そのうち9頭がG1勝ち馬で、獲得タイトル総数は19という、有馬記念にふさわしい豪華な顔ぶれとなった。
レース前半は超スローペース。アーネストリーが逃げ、ヴィクトワールピサが続き、ブエナビスタはその後ろ、トーセンジョーダンと並ぶようにインコースを進む。オルフェーヴルは後方から。
先行馬が有利な展開かと思われたが、ペースが上がった後半、オルフェーヴルが他馬を上回る加速力で外から順位を上げ、4コーナーを回ると最後の直線、ぐんぐん伸びる。そして、追いすがるエイシンフラッシュに3/4馬身差をつけて先頭でゴールイン。
オルフェーヴルはクラシック三冠に加えて3歳での四冠達成。これはシンボリルドルフ、ナリタブライアンに次いで史上3頭目の快挙。また2009年のドリームジャーニーとの兄弟馬による有馬記念制覇は史上初。
ブエナビスタは7着。レース直後、中山競馬場に雪が舞った。
1着 オルフェーヴル(池添) 2着 エイシンフラッシュ 3着 トゥザグローリー
4着 ルーラーシップ 5着 トーセンジョーダン 6着 ヒルノダムール
7着 ブエナビスタ 8着 ヴィクトワールピサ 9着 レッドデイヴィス
10着 アーネストリー 11着 ジャガーメイル 12着 ローズキングダム
13着 キングトップガン 出走取消 ペルーサ