春めいた陽気に誘われて、2月12日に開通した東京ゲートブリッジまでサイクリング。
世田谷から新宿、四谷、半蔵門、日比谷、銀座、築地を通り、勝鬨橋で隅田川を渡って、豊洲、東雲、新木場を経て、江東区の若洲へ。ここへ来るのは1年ぶりだ。
東京ゲートブリッジは若洲と東京港中央防波堤外側埋立地を結ぶ橋で、自転車・原付は通行禁止。歩行者はエレベーターまたは階段で橋上に上がることができ、歩道を歩ける。ただし、現在は対岸の埋立地には下りられないようだ。
若洲海浜公園の駐輪場に自転車を残し、エレベーターは行列ができていたので、併設の階段を使って橋上へ。多くの見物人に混じって歩きだす。
ユニークな形状のトラス橋の全長は2,618メートルもあるそうだ。両岸の昇降口間だけでも1,600メートルあるから、けっこう歩きごたえがある。
(若洲側の昇降口、展望フロアもある)
(2月29日に完成した東京スカイツリー)
景色はそれなりに良いけれど、大型車が多くて、排気ガスがちょっと気になる。平日だともっとひどい状況なのかも。おまけに対岸の埋立地はゴミの処分場なので、何やらヘンな臭いも…。
東京港に出入りする船舶の航路を跨ぐ橋の中央部の高さは桁下が海面からAP54.6メートル、路面の高さは約61メートルとのこと。ちなみにAPとはArakawa Peilの略で、東京湾の干潮時の最低水位を0とする高さの基準。東京ゲートブリッジのトラス構造の最上部の高さはAP87.8メートルで、この橋の形状や高さは下を通る船舶と上空を通過する航空機に配慮したものだそうだ。実際、羽田を離陸した飛行機が次々と真上を通過しては雲の中へ消えていく。カモメも風に乗って飛び回り、カワウも上空を飛び越えていく。
その後、若洲海浜公園のサイクリングロードを走って、有明経由で帰る。
(有明付近から見た東京ゲートブリッジ)
走行距離は64キロ。