米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

 恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある、という高校1年生の小鳩くんと小佐内さんは日々の生活の平穏と安定のため、小市民をめざしている。ひたすら目立たず、地味に…。
 ところが、二人の前には次々と小さな謎があらわれ、小鳩くんは関わり合いをもって目立ちたくはないのに、つい名探偵のように謎を解いてしまう。
 古典部シリーズを全部読んでしまったので、同じ作者の似たような傾向のこの作品にも手を出してみた。まあまあ、かな。