アカゲラとコゲラ、英国のミソサザイ

 多摩動物公園は丘陵地帯にあり、丘と谷が入り組んだ起伏の多い地形で、飼育された動物以外にもいろいろな野鳥が観察できるが、サル山のそばの雑木林でガビチョウを見ていたら、樹上から「キョッ、キョッ」という声が…。見上げると、アカゲラだった。こんなところにアカゲラがいるのか、とちょっと驚いた。

 ちょっと距離があったのと、やたらに動き回るのと、カメラの性能および撮影者の技術の問題により、こんな写真しか撮れなかったけれど…。

 こちらは都内でも普通に見られるコゲラ

 おまけのガビチョウ。やたらに大きな良い声で鳴くこの外来鳥は多摩動物公園には本当にたくさんいるが、上野でも見たから、都心にも進出しているらしい。ガビチョウの顔を見ていると、ちょっと前に渋谷あたりに大量発生したヤマンバ・ギャルを思い出す。

 おまけをもうひとつ。
 1970年代後半のイギリスで活動したジャズロックバンド、ナショナル・ヘルスの2ndアルバムの1曲目のイントロにミソサザイのさえずりが使われている。
 ジャケットにはthe sound of a wrenと記されているが、辞書で調べると、wrenはミソサザイと訳されていた。日本でミソサザイの声を耳にしたのはずっと後になってからのことで、その時、あ、これ、あのアルバムに入っているのと同じだ、と思ったのを思い出す。
 冒頭の2分間、バックにずっとミソサザイの声が聞こえます。

OF QUEUES AND CURES

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