北山猛邦/『クロック城』殺人事件

『クロック城』殺人事件 (講談社文庫)

『クロック城』殺人事件 (講談社文庫)

「終焉をむかえつつある人類の世界。探偵・南深騎と菜美の下に、黒鴣瑠華と名乗る美少女が現れた。眠り続ける美女。蠢く人面蒼。3つの時を刻む巨大な時計。謎が漂うクロック城に二人を誘う瑠華。そこに大きな鐘が鳴り響いたとき、首なし遺体が次々と現れた。驚愕のトリックが待つ、本格ミステリ

 先日読んだ『踊るジョーカー』の作者のデビュー作。
 『踊るジョーカー』とはずいぶん雰囲気の異なる、神秘的で謎めいた奇怪な作品。
 面白かったような、よく分からなかったような…。つまらなくはなかったけど、もうひとつ釈然としない。