ホンドテン

 3月とはいえまだまだ寒い。それでも、今まで以上にシジュウカラが高らかにさえずるようになったし、睡蓮鉢のメダカも水面まで上がってくるようになった。
 それにしても、去年の秋の終わりに種をまいた大根が全然成長しない、というか、葉っぱがほとんどなくなってしまった。ヒヨドリがほとんど食べてしまったようだ。先日も近くの畑の前を通ったら、収穫後のキャベツに20羽以上のヒヨドリが群がって、食べまくっていた。あんなにたくさんのヒヨドリの群れは初めて見た気がする。数年前まで冬は庭に葉ボタンを植えていたが、あれも大きくなるどころか、ヒヨドリに食べられてどんどん小さくなってしまうので、最近は買わなくなってしまった。大根、食べられても食べられても、新しい葉っぱが出てきてはいる。これから成長するのかどうか。まぁ、肝心なのは地面の下の部分なのだが。

 ということで、今日の写真は井の頭自然文化園のホンドテン。




 冬毛のテンは顔が白い。雪の中、獲物を狙うのには顔が白いほうが目立たない、ということらしい。
 下の写真は去年の5月に東京・桧原村の都民の森で撮影した夏毛のテン。こちらは顔が黒い。夜の闇に紛れて獲物を狙うには、顔が黒いほうが見つかりにくい、ということのようだ。