東横線渋谷駅、あすから地下へ

 東急東横線東京メトロ副都心線相互直通運転がいよいよ明日から始まる。現在の東横線渋谷駅に電車が発着するのも本日限りで、85年の歴史に終止符を打つ。
 本日の終電後、渋谷の隣の代官山駅付近で線路の切り替え工事を実施し、明日の始発までに完了させるというのだが、大丈夫だろうか。なにしろ、新線は現行線の真下に敷かれており、これまでの線路を撤去して、その下に隠れていた線路と在来線を接続しなければいけない。代官山駅も線路が今より低くなるので、ホームも現在の仮設ホームを撤去し、その下の一段低いホームを完成させなければならないのだ。

代官山駅。この線路を撤去して、地下から伸びてくる線路に切り替える工事が待っている)
 駅の中央部付近から線路が地下トンネルに向かって徐々に下りになるため、ホームの高さも現行よりだんだん下がっているのが分かる。これから徹夜で現在のホームを撤去して、新ホームを完成させなければならない。

 渋谷〜代官山間で唯一の踏切。このあたりにトンネル口があるらしい。この踏切も廃止される。


 渋谷〜代官山間の山手線との立体交差も今日で見納め。

 渋谷駅そばの線路脇の猫。彼らも再開発で追い出されるのだろうか。




 今日の渋谷駅。駅の周りも構内も大変な騒ぎ。


 テレビの取材も。



 




 渋谷が終点、というのも今日で終わり。

 明日からは地面から25メートル下、地下5階の地下駅に乗り入れ。
 地下3階の改札階から新しい東横線渋谷駅の線路を見下ろす。


 駅名板はすでに直通モード。

 明日から電車が走る線路。ここから約1.4キロ先に代官山駅がある。


 本当に明日の始発に工事が間に合ったら、それはすごいことだと思う。昨年8月、京王線の調布付近が地下化された時は切り替え工事で、朝10時前まで運休していたからね。 
 今夜の渋谷駅は最後を見届けようとする人で最終電車まで大変な混雑となり、代官山の工事現場でもその様子を見守ろうとする人たちが大勢つめかけ、明日の早朝には直通一番列車に乗ろうとする人がたくさん押しかける、ということになるのだろうね。

今日は、東北・上越新幹線で開業時から活躍してきた200系もラストラン。