小田急線、地下化

 昨日の最終電車を以て小田急線の代々木上原〜梅ヶ丘の地上線の使用を停止し、本日始発から地下線に切り替えられた。今回使用開始となったのは急行線のみで、複々線化へ向けた工事は引き続き行われる。
 とにかく、今日から東北沢、下北沢、世田谷代田の3駅が地下化され、同区間の9か所の踏切が廃止。これで世田谷区内の小田急線踏切はすべてなくなった。
 東北沢駅。将来の複々線化完成後は真ん中の島式ホームの両側に緩行線、その外側に急行線となる。今回は島式ホームの両側、緩行線の線路上に張り出した仮設ホームを設置。

 昨日まではこの頭上を電車が走っていた。

 昨日までの「踏切あり」の標識は黒いシートに覆われて…。

 昨日まで電車が走っていた地上の線路は封鎖。

 「開かずの踏切」が「閉まらずの踏切」に…。

 下北沢駅の急行線ホームは地下3階。井の頭線への乗り換えに5分程度かかるとのアナウンス。5分はちょっとオーバーなような気もするが、とにかく従来よりは遥かに時間がかかりそう。平日の朝のラッシュ時は混乱するかも。
 使用停止となった下北沢の地上駅。


 南口からは線路を横断して地下へ。東北沢方面を見る。

 地下2階。将来はここに緩行線(各駅停車など)のホームが設置される。

 さらに地下3階に長いエスカレーターや階段を下りると、今回使用開始となったシールドトンネル内のホーム。


 世田谷代田駅。ここも急行線は地下3階。本来は通過線でホームはないが、仮設ホームを設置して各駅停車が停まる。
 駅の下北沢寄りから円形断面のシールドトンネルとなっている。



 梅ヶ丘方向にトンネル出口が見える。千分の34の勾配で地上へ。