小箱とたん『スケッチブック』第9巻

 もともとマンガというものは子どもの頃から、そんなに読まないほうだが、ふとしたきっかけでハマってしまった作品。
 高校美術部を舞台にした、というか、それほど舞台にはなっていないが、とにかく個性的すぎる美術部員たちの日常を描く4コママンガ。今回も美術部とは全然関係ないマニアックすぎる昆虫ネタなど、けっこう勉強になった。

 ハエとアブは同じ仲間で、羽化する時、さなぎが縦に割れるのがハエ、環状に開くのがアブ、なんて初めて知った。
 ツブゲンゴロウ、コツブゲンゴロウ、チビコツブゲンゴロウ…。ホントにそんな聞いたこともないようなゲンゴロウがこの世に存在するのか、実際に調べてしまったが、いるんだね。
 ハチモドキハナアブとかミヤコオオハナムグリとかミヤマオオハナムグリとか…ぜんぶ本当にいるんだね、そういう虫。こんなマニアックな昆虫について語る女子高生が登場する作品はほかにないだろう。ところで、そんな女子高生、本当に実在するのかな。実在してほしい…。
 ヒレンジャクキレンジャク…ふたり合わせてニレンジャク!