檜原都民の森

 東京・檜原村の「都民の森」で開催されるイベント「夜行性動物の観察と早朝野鳥観察」に行ってきた。基本的に宿泊施設のない「都民の森」に寝袋持参で一泊し、豊かな自然を満喫できるイベントで、僕はもう何度も参加している。しかし、今回は天気予報が芳しくなく、今日の午後から本格的な雨になるらしい。そのせいで、武蔵五日市駅からのバスもガラガラだった。
 標高1000mほどの終点でバスを降りると、まずヒガラ、ツツドリの声が聞こえてきた。さらにミソサザイオオルリキビタキなど…。八重桜が咲いている。

 とにかく、拠点施設・森林館の研修室で受付を済ませ、10時過ぎから観察会開始。予定では午前中にレクチャーを受け、午後から野外観察のはずだったが、雨の予報のため、先に野外に出た。



 標高1000〜1500mの山岳に広がる都民の森の中では最もポピュラーな「大滝の路」を歩く。いきなりキビタキがばっちり観察できた。でも、写真は撮り損ね。
 オオルリは声はするが、見やすい位置には現れず。
 姿を確認できたのは、キビタキのほかにアオバト、ヒガラ、カケス、ゴジュウカラエナガなど。声だけ確認はヤブサメコゲラオオルリコルリツツドリアオゲラキクイタダキセンダイムシクイ、キバシリ、ヒガラなど。
 ほかにアオダイショウとジムグリ。途中から、雨がぽつぽつ降り出す。

(アオダイショウ)

(ジムグリ)
 ヒガラやミソサザイ、モモンガやムササビの巣を見つけたり、テンやムササビ、ノウサギのフンを見つけたりしながら、多摩川の支流・秋川のそのまた支流である南秋川の源流・三頭沢にかかる三頭大滝(落差33m)付近まで往復して森林館に戻る。


 こんな掲示もあった。

 森林館に戻ると、ヤマガラがやってきた。

 ヒナコウモリの巣箱。

 昼食後、動物写真家の中川雄三さんのレクチャーなど。15時ごろから雨が強くなる。

 夜は研修室の窓から森林館脇の斜面に現れる動物の観察。
 18:25 ハクビシン登場。

 18:33 タヌキ登場。

 18:50 テン登場。


 その後も、入れ替わり立ち替わり、出没。

(タヌキ=右とハクビシン

 実は天体の観察も予定されていたのだが、当然ながら星空は見えず。
 それでも21時頃には雨もほぼ上がったし、明日は晴れるという予報なので、期待しているのだが…。
 22時頃、寝袋で就寝。