樋口有介『ぼくと、ぼくらの夏』

新装版 ぼくと、ぼくらの夏 (文春文庫)

新装版 ぼくと、ぼくらの夏 (文春文庫)

 高校2年の夏休み、同級生の女の子が死んだ。刑事の父とふたりで暮らす春一は、同級生の麻子とともに事件を調べ始める。調布、府中、吉祥寺。夏の武蔵野を舞台にした青春ミステリーだが、登場人物の喫煙率が高いのはこの作家の特徴か。