荒川サイクリング

 10時過ぎに出発。環八〜笹目通りを北上し、19キロ走って、埼玉県戸田市の笹目橋から荒川のサイクリングロードに入る、いつものパターン。
 ここまでは車の騒音しか聞こえなかったが、荒川沿いに入った途端にオオヨシキリ、ヒバリ、セッカなどの声が聞こえてきた。ウグイスも鳴いているし、カッコウの声まで聞こえる。ほかにキジ、カワラヒワ、ガビチョウなどの声がするし、ツバメも飛んでいる。
 彩湖の湖畔を行くと、さいたま市に入る。
 荒川は河川敷が大変広く、両岸の堤防の間の距離が普通の河川に比べると、やたらに離れている。鴻巣市と吉見町の間では通常の川幅は30メートルほどなのに、堤防間の距離が2,537メートルもあり、“川幅”日本一と認定されているほどだ。
 そんな、広い広い河川敷にはゴルフ場や野球場などのスポーツ施設だけでなく、田畑や飛行場まである。
 田植えが終わったばかりの田圃では、早苗が風に揺れ、シラサギが餌を探しているのを眺めながら走る。のどかな田園風景だが、彼方にはさいたま新都心の高層ビル群が…。

(荒川河川敷の田圃

(水田の向こうに荒川左岸堤防。その彼方にさいたま新都心

 川越線の踏切を越えたところで、いったんサイクリングロードを出て、すぐそばにある「山田うどん」で昼食。子どもの頃、家族でのドライブで山田うどんにはずいぶん立ち寄ったので、それ以来、なんとなく愛着があり、今でもサイクリングなどで山田うどんを見かけると、つい寄りたくなる。というわけで、今日も…。埼玉県は山田うどんの本場でもある。でも、食べるのはいつもウドンではなくソバなんだけどね。

 コラムニストのえのきどいちろう氏が最近、山田うどんについてやけに熱く語っているが、こんな本まであるんだね。

 昼食後、さらに上流へ。だんだんのどかな雰囲気になってくる。
 いつも土手に牛が放牧されている場所は今日は暑いせいか、姿が見えなかった。

 さいたま市から上尾市に入り、榎本牧場で休憩。まだ昼食から大して時間が経っていないが、ジェラートを食べる。これは荒川サイクリストの定番みたいなもので、今日も家族連れに混じって、大勢のサイクリストが来ていた。

榎本牧場付近で久しぶりに荒川の水面が見える)





(完全自動の搾乳ロボット)
 牧場をあとにさらに上流へ。
 このあたりからホオジロが多くなる。



 草刈り係のヤギも2か所で計3頭。



(麦畑)

 こんな標識もあった。ウサギの図柄は珍しい(?)

 こんなのもあった。

 ほかにもツツガムシに注意とかマムシに注意とか…。
 さて、どこまで走ろうか、と考えつつ走っていたら、鴻巣市まで来たところで「ポピーまつり」というのをやっていた。休耕田なのだろうか、びっくりするほどたくさん咲いている。









 もう少し走ろうかとも思ったが、ここで折り返す。帰りは向かい風(泣)
 野球場になぜか亀。荒川から迷い出てきたのか?

 同じ道を帰ってきたが、逆方向に走ると、また違った風景が広がる。


 お昼には姿が見えなかった牛たちも夕方になって出てきていた。

 
 結局、112キロあまり走って、18時過ぎに帰宅。