カマキリの子どもたち

 去年の秋の終わりか冬の初めに見つけて、野鳥に食べられないようにラベンダーの茂みの中に隠しておいたカマキリの卵。そろそろ孵るはずだと思って、毎日のようにチェックしていたのだが、ついに今朝、子どもたちがたくさん出てきた。



 しばらくして、また出てきた。卵嚢から出てくる瞬間は見損なったが、外に出てきてから脱皮するようだ。そして、カマキリの姿になるらしい。

 ぶら下がっている糸くずみたいなのは先に生まれた子どもたちの脱け殻だったんだね


 体長は1センチ足らずだが、もう立派なカマキリ。

 みんな無事に育ってほしい、なんていうのは神様が望みもしないし、許しもしないことだが、あっというまに蜘蛛に捕まってしまった子を見ると、自然界というのは厳しいなぁ、と思う。

 6月1日。誕生日が命日。
 まぁ、生き残るカマキリたちもこれからほかの命を奪いながら生きていくのだ。
 生命の炎はほかの生命を燃料にしなければ燃え続けることができない。

(きょうの1曲)Kate Bush/Army Dreamers

Never Forever

Never Forever