アオメキバタン

 けさ、自宅の上空で怪鳥を思わせるギャーッという声が聞こえ、何かと思ったら、2羽のアオサギが南から北へと飛んでいった。
 で、今日の写真は上野動物園のバードハウスの屋外展示場にいるアオメキバタン。広島県の安佐動物園からきた雌雄のペア。オスがなぜかアンナで、メスがカリンという名前だそうだ。
 写真はどっちだろう?


 2羽は夜は室内のケージで過ごし、アンナは毎朝、自分でケージから出て歩いて屋外展示場に“出勤”し、夕方になるとまた歩いて“帰宅”するそうだ。カリンは飼育員のもつ止まり木で移動。

 こちらはバードハウス内にいるアカショウビンカワセミカイツブリと同居している。

(おまけ)過去の旅の写真から鹿児島県の桜島(2002年8月)

 この写真は大正3年の大噴火で大量の火山灰や軽石などにより埋没した桜島黒神集落の神社の鳥居。この時に溶岩流が海峡を横断し、桜島大隅半島と陸続きになったのだ。

 以下は現地にある案内板の文章。
「大正大噴火の前兆は、すでに3日前から始まっていました。島内いたるところで井戸が沸騰し、海岸には大量の死魚が浮き、地震が断続的に起きていたのです。
 安永噴火の言い伝えから、大爆発の前触れと感じた人も多く、村は騒然とした雰囲気に包まれました。
 1914年(大正3)1月12日、午前10時5分まず西桜島赤水上が黒煙を突き上げ、10分後には東桜島黒神の鍋山が大音響とともに爆発。黒煙は上空7000mに達し、全島を被いつくしました。間断なく轟く爆発音と火山雷、降り注ぐ噴石の雨、更に翌13日には溶岩の流出が始まり、30億トンの火の波が瀬戸海峡を横断、桜島大隈半島を陸続きにしてしまったのです。ここ黒神でも全687戸が火山灰に埋没しました。
 高さ3mの原五社神社の鳥居は、笠木だけ残して辛うじて見えていましたが、時の村長野添八百蔵は爆発の猛威を後世に伝えるため発掘の中止を指示。そのままの形をとどめることになりました。現在この鳥居は県の文化財に指定されています」

 この写真を撮った時も頭上から火山灰が雪のように降ってきた。