先週はステラ・リー・ジョーンズのライヴだったが、今日は同じ吉祥寺のスターパインズカフェでエレクトリック・アストゥーリアスのライヴ。
今年は春にアメリカでライヴを行ったエレアスだが、国内では久々のライヴ。
リーダーの大山曜さんがソロプロジェクトとしてアストゥーリアスを始動させて今年が25周年にあたり、初期3枚のアルバムが紙ジャケで再発されるなど、記念すべき年をしめくくるライヴでもある。
メンバーは大山曜(ベース)、平田聡(ギター)、テイセナ(ヴァイオリン)、川越好博(キーボード)、田辺清貴(ドラムス)の5人。
大山さん、テイさん、川越さんは室内楽編成のアコースティック・アストゥーリアスのメンバーでもあり、平田さんは先週のステラ・リー・ジョーンズのリーダーでもある。さらにテイさんはステラの初代ヴァイオリニストでもあった。
今や日本を代表するプログレッシブロックバンドといえるエレアスだけに会場はほぼ満員。定刻の19時より少し遅れてステージにメンバーが登場。
前回、ここで観た時はヴァイオリンの音が聞こえにくく感じたのだけど、今日はバッチリ。曲の展開もリズムも複雑なのだが、難解な感じはしない。プログレ大好きの大山氏なので、ファンが求めているものを熟知していて、ハズレがない。エレアスならではのドラマチックな演奏を堪能した。
エレアスは来年4月、Cruise to the Edge2014への参加が決定している。これはアメリカのマイアミを出港し、カリブ海あたりを回ってマイアミに戻る5日間のクルーズの船上でのライヴイベントで、イエスやUK、S.ハケット、タンジェリンドリーム、PFM、ルネッサンス、スリーフレンズなど世界のプログレのビッグネームが参加するそうだが、そこに日本からエレアスが出演するのだ。1時間×2回のステージとインタビューを兼ねたアコースティックのセットが予定されているとのこと。
おそらく世界中からファンが集まるのだろうが、エレアスにはテイさんというビジュアルだけで欧米のオーディエンスを秒殺できそうな看板娘がいるし、音楽性の高さや演奏力でも世界のビッグネームに負けることはないだろうと思う。今春のアメリカ遠征でも絶賛を浴びたらしいからね。
20時頃に1部が終了し、30分ほど休憩。その間、アストゥーリアスの曲(ブリリアント・ストリームス〜ディスタンス)がずっと流れていた。
後半は未完成の4部構成組曲のうち出来上がった3曲を演奏。このうちの1曲はアメリカのチャリティーCDに提供されたそうで、それがグラミー賞にノミネートされるかも、というような連絡が最近あったらしい。本当だったらすごい!
終盤も素晴らしい曲、演奏の連続で、最後まで魅了されっぱなしだった。
本編ラストは「ローガス」、アンコールは30年前に作曲されたという名曲「Ryu-Hyo」だった。終焉は21時半。
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