今年のクラシック三冠レースの第一戦、皐月賞が中山競馬場の芝2000メートルで行われ、牝馬1頭を含む三歳馬18頭が出走した。
有力馬がひしめく混戦模様の今年のレースはウインフルブルームが逃げ、その直後を2歳王者アジアエクスプレスや1番人気のトゥザワールドなど有力馬が進む展開。そのまま、4コーナーを回り、最後は接戦になるかと思えたが、中団から進出した2番人気のイスラボニータがトゥザワールドとの競り合いをあっさり制して優勝。まずは1冠を手にした。これで6戦5勝。唯一負けた相手が先週桜花賞を制したハープスターだから、いかに彼女が強いかが分かる。
イスラボニータはフジキセキ産駒。当時、三冠制覇は間違いないとまで言われた父が直前の故障・引退で出走できなかった皐月賞を息子が制した。4戦無敗のまま引退した父の無念を晴らして三冠馬になれるだろうか。次は得意の東京コースで日本ダービーだ。
1着 イスラボニータ(蛯名) 2着 トゥザワールド 3着 ウインフルブルーム
4着 ワンアンドオンリー 5着 ステファノス