荒川サイクリング

 もう春というより初夏を思わせる爽やかな晴天だったので、荒川方面へサイクリング。
 9時10分頃出発して、環八〜笹目通りを北上し、1時間ほどで笹目橋。ここから荒川のサイクリングロードに入ろうとしたら、堤防強化工事中で通行止め。セッカの声が聞こえる。
 仕方がないので、しばらく一般道を走り、秋ヶ瀬公園から荒川サイクリングロードに入る。その入口に田島ヶ原サクラソウ自生地があり、サクラソウがたくさん咲いていた。国の特別天然記念物に指定されているそうだ。


 ベニシジミ

 ホオジロがしきりにさえずっている。

 そこから荒川左岸を上流へ向かう。といっても、荒川の河川敷はとても広く、川面はほとんど見えない。
 河川敷の田圃にはちょうど水を入れ始めたところ。あちこちでシラサギが餌を探している。



 この田圃の彼方にはさいたま新都心の高層ビル群が見える。

 近くでキジの声がするので、探してみたら、いた! しばらくしたら、丸見えの場所まで出てきた。


 さて、川越線の踏切を渡り、お昼には少し早いが、近くにある「山田うどん」に立ち寄る。埼玉県が本拠地である山田うどんは子どもの頃から家族のドライブでよく立ち寄ったりしたので、なんとなく愛着があり、今でも見かけると、つい入ってしまう。このブログにもサイクリングネタの時にたびたび登場しているが、最近、重大なことに気がついた。僕は山田うどんが好き、といいながら、いつも注文するのはウドンではなくソバなのだ。もしかしたら、山田うどんでうどんを食べたことはないかもしれない。これはいかん、ということで、今日はうどんを注文してみた。カレーセットで冷やしタヌキうどん。590円。まぁ、普通のうどんだった。安いからね。

(この案山子のマークを見ると、つい立ち寄ってしまうのだ)
 ここから先は一気にのどかな雰囲気になってくる。サイクリングロードというより、単なる田舎道といった感じ。

 途中に牛がいたりする。


 そして、いつもと同じように上尾市榎本牧場に立ち寄る。


 荒川を走る自転車乗りはたいていここに寄って、アイスクリームを食べることになっているのだ。今日も家族連れと同じくらい自転車乗りがたくさん来ている。
 僕もラムレーズンのジェラートを食べる。もう何度も来ているが、必ずアイスを食べている。そのたびにポイントカードを作りますか、と聞かれ、断っているのだけれど、作ったほうがいいかもしれない。
 昨日生まれたばかりのミニブタの赤ちゃんがいた。

 ペットボトルに入りそうなサイズ。2匹、ずいぶん大きさが違うな。

 榎本牧場をあとに、さらに進む。まもなく桶川市に入る。

 至るところでヒバリがさえずり、ホオジロカワラヒワの声もあちこちで聞こえる。今年初めてのオオヨシキリの声も聞いた。スズメはもちろん、ムクドリも多い。ツグミもけっこういる。ガビチョウの声も聞いた。そして、キジもあちこちでケンケンと鳴いている。

 ホオジロがまたいた。


 去年、この道を走った時、ヤギがいたのだが、今日はいないな、と思ったら、こんなところにいた。

 邪魔なんですけど…。

 上尾市から桶川市北本市と進み、鴻巣市に入った。

 ここでまた工事のため、一般道を迂回することになり、どこを走っているのかさっぱり分からなくなりながら、進んでいくと、大芦橋という橋で荒川に再会し、その少し上流の海から70キロ地点で引き返すことにする。自宅からも69キロ。このまま同じ道を帰ると、140キロ近く走ることになる。

 折り返したら、いきなり向かい風で驚いた。
 大芦橋を渡ると、熊谷市に入る。熊谷まで来ちゃったか。
 帰りは右岸を行く。吉見町の休憩所でちょっと休み、さらに走る。



 「川幅日本一」の標柱。2537メートル! といっても、これは堤防と堤防の間の幅であって、この付近の荒川の普段の川幅はせいぜい数十メートル。

 またキジがいた。

 オスだけでなく、メスも出てきた。

 メスがもう1羽来た。

 荒井橋で再び左岸の北本市に渡り、来た道を帰る。

 またキジがいた。

 榎本牧場近くで見た牧草ロール。ちょっと北海道っぽい。でも、北海道のものより小さい。

 荒川の増水に備えた調節池、彩湖

 水門上部の操作室。あの部屋でちょっと暮らしてみたい(笑)

 17時半過ぎに荒川から笹目通りに入り、ほぼ同じ道を通って18時50分頃帰宅。

 本日の走行距離は138.5キロ。