ちいさい秋みつけた

 どんぐり。

 この季節になったら紹介しようと思っていた井の頭公園の「ちいさい秋みつけた」(1955)の歌碑。

 作曲者・中田喜直(1923−2000)の直筆譜が刻まれている。作詞はサトウハチロー


 碑文。
中田喜直は、『めだかの学校』『夏の思い出』など、今日まで歌い継がれている数々の名曲を残した日本を代表する作曲家です。
 昭和20年代前半に三鷹市に居を構え、四季の美しい武蔵野の自然を愛し、都立井の頭恩賜公園を散策していた時に生まれたのが『ちいさい秋みつけた』のメロディーです。創作活動の際にはアップライトピアノを使用し、日本人の体形にあったピアノの必要性を訴え、その製作に尽力したとのことです。この中田喜直の直筆譜が刻まれている『ちいさい秋みつけた』の歌碑は、中田喜直生誕90周年を迎えるにあたり、氏の業績を讃えて記念するとともに、広く後世に伝えていきたいという願いを込めて、一般の皆様からのご寄付も募り、三鷹市が建立したものです」

 この曲は昔から大好きだったが、僕にとって秋といえば、真っ先に井の頭公園の雑木林のイメージが思い浮かぶので、この場所に歌碑がたっているというのは実に相応しい、と思う。この場所でこのメロディーが生まれたというのも、やっぱりそうなのか、という感じ。
 歌碑は2013年11月に建立されたようだ。

 その歌碑のそばで見かけたオシドリカップル。