案外知られていないが、多摩動物公園ではトキを飼育している。
佐渡のトキが伝染病などで全滅する事態を防ぐため、日本各地で分散飼育をしており、そのうちの1か所が多摩動物公園というわけだ。
ただ、管理を環境省、つまり国が行っていて、多摩動物公園のものではない、ということなのか、環境省の指示で非公開。飼育舎は黒いネットで囲われ、何の表示もないので、前を通る人もほとんど気づかない。
でも、運が良ければ、こんな風にのぞき見ることも出来る。
なお、ウォッチングセンター内でライブカメラによるリアルタイムの映像は見ることができるが、それもあまり知られていないようだ。
わざわざ佐渡まで行かなくても、本物のトキが見られるんだけどね。
今年は7個の卵が孵化し、みな無事に育ったそうだ。この中から佐渡で放鳥される個体も出てくるのだろう。