競馬のクラシック三冠の最終戦、菊花賞が京都競馬場の芝3000メートルで行われ、3歳牡馬18頭が出走。1番人気はダービー馬ワンアンドオンリー。
レースは平均ペースで流れ、ワンアンドオンリーは中団の外につけるが、前半はかなり力んで走っていた。それが最後で伸びを欠く一因になったか。
勝ったのは好位のインを騎手と折り合って進み、最後の直線でいち早く抜け出した3番人気のトーホウジャッカル。3分1秒0の驚異的なレコードタイムで3000メートルを駆け抜けた。半馬身差の2着に終始最内を進んでいたサウンズオブアース。3着以下は大きく離され、ワンアンドオンリーは9着に敗れる。
トーホウジャッカルはスペシャルウィーク産駒。今年のダービー前日にデビューし、夏場に急激に力をつけ、デビューからわずか149日での菊花賞制覇は史上最速。ちなみにこの馬、あの東日本大震災が発生した日の夜に北海道で誕生したそうだ。今後も活躍を期待したい。
1着 トーホウジャッカル(酒井) 2着 サウンズオブアース 3着 ゴールドアクター
4着 タガノグランパ 5着 ショウナンラグーン