アカマツのハートマーク

 武蔵野の樹木というとクヌギやコナラの雑木林が思い浮かぶが、アカマツもまた武蔵野を代表する木である。

 井の頭公園にも背の高いアカマツがあちこちに生えているが、そのなかに根元付近に不思議なハートマークのある木がいくつか見つけられる。ハートの形に樹皮が剥がされているのだ。


 説明プレートによると、これは戦時中、戦闘機の燃料にするため、松脂を採取した痕だそうだ。似たような話を知床のトドマツ林でも聞いた記憶がある。
(おまけ)メンフクロウ
 メンフクロウは動物園などでよく見かけるが、井の頭自然文化園のトリオはいつ見ても、気持ち悪いキノコみたいで、際立って不気味だ。