競馬のGIレースで、どの馬が勝つだろうとワクワクするような豪華メンバーが揃うことはよくあることだが、今回のジャパンカップほどの超豪華メンバーがずらりと並ぶのは滅多にないことではないか。
第34回ジャパンカップには外国馬3頭を含む18頭が参戦し、そのうちの12頭がGIタイトルを持つという豪華すぎる顔ぶれが集まり、東京競馬場・芝2400メートルで行われた。
1番人気はこのレース3連覇をめざすジェンティルドンナ、2番人気はそのジェンティルから最強牝馬の称号を奪いたい3歳のハープスター。牝馬2頭が上位人気となった。3番人気はジャスタウェイ。
レースはサトノシュレンが逃げるゆったりしたペースで進み、4コーナーを回ると、まず3番手を追走していた昨年の菊花賞馬エピファネイアが先頭に立ち、そのまま後続を引き離す。ほかの有力馬たちも懸命に追うが、差は縮まらず、エピファネイアが4馬身差の圧勝。2着には世界ランク1位のジャスタウェイ、3着には秋の天皇賞馬スピルバーグが入る。ジェンティルドンナは4着、ハープスターは5着だった。外国馬ではドイツのアイヴァンホウの6着が最高。昨年のアイルランドダービー馬トレーディングレザーが3〜4コーナーで故障(右第一指骨粉砕骨折)して競走中止、予後不良(安楽死)となったのは気の毒だった。
1着 エピファネイア(スミヨン) 2着 ジャスタウェイ 3着 スピルバーグ
4着 ジェンティルドンナ 5着 ハープスター 6着 アイヴァンホウ
7着 ワンアンドオンリー 8着 フェノーメノ 9着 イスラボニータ