万両

 けさの東京は都心でこの冬初めて気温が氷点下となる−1.3℃を観測。
 ウチの庭でも睡蓮鉢など、すべての水面に氷が張る。
 そんな寒さの中、万両が真っ赤な実をつけている。

 緑と赤の取り合わせは今のシーズンに似合う。
 でも、日本列島はほとんどの地域が雪で真っ白。北海道東部では爆弾低気圧とやらによる猛吹雪だけでなく、高潮による浸水被害も出ているようだ。
 ということで、いつものライブカメラで昨日と今日の摩周湖の画像。
 まずは17日。湖は全く見えない。

 そして今日18日。だいぶ積雪が増えた。

 摩周湖のライブカメラ

 ついでに北海道開発局の国道監視カメラの画像。
 まずは北海道の日本海側、国道232号線、初山別村の金駒内。今日の夕方の画像。海がだいぶ荒れている。画面左は旧国鉄羽幌線の線路跡。羽幌線は一度だけ乗ったことがある。この道路は自転車旅行で2度走った。

 つづいて国道238号線、稚内市メクマ付近。ここも自転車旅行で走った道。あの時は旅の途中で知り合った京都の高校生と一緒だった。画面右が宗谷湾。彼方に稚内市街の明かりが見える。

 同じ稚内市オホーツク海側の最南端、東浦。この時は暑くて、東浦の小さな店でアイスを買ったのを思い出す。 

 そして、同じオホーツク沿岸の枝幸町乙忠部(おっちゅうべ)。あの時はまるで日蔭のないカンカン照りの道で、死ぬほど暑かった。たしか乙忠部のセイコーマートでもアイスを買った。
 それから、この道は流氷の季節にヒッチハイクでも通った。梅宮辰夫に似たお父さんが運転する家族連れのクルマで、中学生ぐらいの娘さんが2人いた。当時、僕も高校生だったので、女の子の隣に座らされて、ちょっと緊張したのを覚えている。でも、あの時は雪の中で通りかかるクルマをず〜っと待っていたので、やっと来たクルマがウインカーを点滅させて停まってくれた時は本当に助かったぁ、と思ったものだ。懐かし〜!

 それにしても、自転車旅行だと、自分の走った道のどこにどんな坂があって、どんなカーブがあって、どんな集落があって、道端にどんな花が咲いていて、どんな野鳥が啼いていて、どんな人に会ったか、そんな記憶がすべて線で繋がっていて、こうして各地の画像をみていても、自分が走った時の空気感みたいなものを思い出す。
 国道238号線稚内から網走まで走破した時はとにかく暑かったという印象だが、今はすべてが氷雪におおわれ、静まり返っている。