エトピリカとウミガラス

 今日の東京は雪が降るという予報だったが、一日中弱い雨が降り続き、雪にはならず。
 さて、今日の写真は葛西臨海水族園エトピリカウミガラス。屋内で一緒に飼育されている。

 ペンギンは基本的に南半球に生息する鳥だが、北半球の海にいるのがエトピリカウミガラス。どちらもウミスズメ科の海鳥で、水中を自由に泳ぎ回るところはペンギンと似ているが、エトピリカウミガラスは空も飛べる。

 まずはエトピリカ。日本でも北海道・根室地方の島などにわずかながら生息しているようで、エトピリカとはアイヌ語で美しいクチバシという意味だ。その名前の通り、オレンジ色の太いクチバシが特徴。

 雄と雌は同じ色だが、冬羽では顔が黒っぽくなり、夏羽では顔が白くなる。

 夏羽個体と冬羽個体が一緒にいることもある。


 過去の写真から夏羽のエトピリカ





 いつかは野生のエトピリカに会ってみたい。

 続いて、ウミガラス。北海道では日本海側の天売島などに生息していて、その鳴き声からオロロン鳥と呼ばれる。
 エトピリカとは逆で、夏羽では顔が黒く、冬は顔が白くなる。
 でも、下の写真は冬なのにほとんど夏羽だね。後ろのエトピリカは冬羽。

 こちらは冬羽。