円空・木喰展とStella Lee Jonesライヴ

 春分の日。午前中、墓参りに行き、夜は横浜で1月にも観たステラ・リー・ジョーンズのライヴがあったので、少し早めに出かけ、そごう美術館で22日まで開催の「微笑みに込められた祈り〜円空・木喰展」を観る。

 円空は17世紀、木喰は18世紀の廻国僧で仏師。日本全国を行脚しながら、行く先々で木像を彫り続けた。円空は12万体もの像を彫ったと推定されているが、小さな木端にまで彫っているので、これまでに見つかっているのは5千体余り。木喰は720体ほどが見つかっているが、まだ恐らく半分以上が未発見。ふたりとも木を目の前にすると、彫らずにはいられない性格というか、どんな木にも、それがただの木端であっても仏性を感得してしまうような人だったのだろう。
 このような仏像の展覧会に行くと、仏様を前にしても、それを美術品として見てしまって、拝むことを忘れがちだが、一人だけ円空仏に手を合わせている若い女性がいた。
 そういえば、まえに東京国立博物館円空展に出かけた時、仏像を見ていたら、隣に中尾彬がいたのを思い出した。あの人も円空好きなのだ。たぶん、今回も会期中に姿を見せたのではないだろうか。

 さて、その後、横浜駅に近い運河のあたりを散策。イソヒヨドリ♂がいたが、写真を撮ろうとしたら飛んでしまった。

 貨物線をゆく回送機関車と石油輸送列車。


 あたりがすっかり暗くなって、横浜駅西口から歩いて5分ほどの場所にあるライヴハウスHey JOEでStella Lee Jonesのライヴ。

 18時半開場、19時開演。実際のスタートは少し遅れたかな。小さな店で、お客とバンドメンバーの距離がとても近い。

 前半はステラの7人での演奏。たとえば、こんな感じ。

 今回はお店にヤマハのグランドピアノがあり、鍵盤はすべて生ピアノだった。
 後半はスペシャルゲストとして上野洋子さん(元ザバダック)が登場。本来はインスト曲であるステラの楽曲に歌詞をつけて歌ったり、スキャットを重ねたり。かなりアヴァンギャルドな表現も。
 3曲やったところで、上野さんは退場し、再びステラの7人で。曲間のトークではリーダーの平田氏が喋るたびに他のメンバーから激しく突っ込まれるという相変わらずの展開。すごい演奏とゆるいトークのギャップもステラのライヴの楽しみではある。
 アンコールは再び上野さんを加えてYESのカバー「時間と言葉」をやった後、7人での「パラレル・レイルウェイズ」で締めくくる。終演は22時近かった。