シマウマのラスク

 多摩動物公園のグレビーシマウマの「ラスク」♂。2013年5月30日生まれなので、もうすぐ2歳。

 4月8日に親元を離れて、姫路セントラルパークへ移動が決まった。繁殖のためのブリーディングローン。
 多摩動物公園では飼育施設の事情や繁殖計画の観点からシマウマはオスの赤ちゃんが生まれると、オトナになる前に他の動物園に送り出すことになっているので、ラスクも生まれた時点でこうなることは決まっていた。飼育員も生まれた赤ちゃんがオスだと、また出ていってしまう、と少し寂しい気持ちになるらしい。ラスクの母親ライチは3度出産して、全部男の子だった。



 まだ赤ちゃんだった頃のラスク。

 お母さんと一緒。

 都心部に比べると、桜の開花が少し遅い多摩のサバンナ園。

 ラスクがいなくなると、多摩のシマウマはオス1、メス2の3頭になる。

 同じサバンナからは子どもキリンのユララ♀(2013年1月3日生まれ)も3月に豊橋の動物園へ旅立っていった。
 また2013年1月生まれのチーターの五つ子のうち、多摩に残っていた3兄弟も揃って山口県秋吉台の動物園へ行ってしまった。
 そのかわり、旧ヒグマ舎にもうすぐツキノワグマがやってくるようだ。
 また、上野にはホッキョクグマの「デア」(6歳)のお婿さんとして帯広から同い年のオス「イコロ」がやってくる。