江ノ島・鎌倉ツーリング

 連休最終日、今日もたぶん大混雑であろう江ノ島方面へ自転車で行ってきた。
 9時に出発。いつものようにR246で大和橋まで。ここまではアップダウンの連続で、しかもクルマの排ガスを浴びながらの楽しくもなんともないサイクリング。
 大和橋で境川のサイクリングロードに入る。藤沢市の国道1号まで18.5キロの標識がある。ここからは気持ちのよい道だが、今日は南風なので向かい風だ。でも、風向きがこのままなら帰りは追い風ということになる。ウグイスやヒバリの声が聞こえた。
 向かい風といっても先日の荒川のような強風ではないので、時速25〜30キロ程度で快調に走る。自転車はやはり普段より多めか。
 途中で一般道を走る区間もあり、そこに「高層住宅前」というバス停があった。どんな高層ビルがそびえているのかと思えば、5階建ての団地だった。
 境川遊水地で最初の休憩。ここまでちょうど40キロ。オオヨシキリの声を今季初めて聞いた。ほかにハクセキレイ、キジなど。

 向こうの丘もいい感じ。


 キジがいた。

 ケンケンと鳴いてバタバタッと羽ばたいたところ。キジが鳴く時は「ケンケン、バタバタ」でワンセットである。

 遊水地をあとにすると、サイクリングロードの終点はもうすぐ。
 この空の広い感じがいい。

 遊行寺前を通って藤沢市街に入り、江ノ電江ノ島駅前までやってきた。

 駅前の車止めの小鳥も新しい服を着せてもらっている。

 江ノ島駅もすごい混雑だったが、すばな通りも観光客だらけ。なので、自転車を押して歩く。中国語もたびたび耳に届く。
 自宅から52キロほどで江ノ島の入口までやってきたが、あまりに人が多いので、島へは渡らず、とりあえずどこかで食事をしよう。しかし、ちょうどお昼で、どこの店も人があふれている。行列のできている店も多い。
 ということで、腰越の方まで行って、電車通りを通って再び江の島へ。

 今度は島へ渡り、湘南港の灯台へ。ここは好きな場所なのだ。


 人間が多いせいか、お弁当などを狙うトビもたくさん飛んでいる。



 靴を脱いで歩く足ツボ刺激ロード? こんなのは前回はなかった気がするが…。みんなとても痛そうだったので、僕は歩かず。

 そして、ここではいつもテトラポッドイソヒヨドリがいるので、今日も探してみたら、すぐに見つかった。



 江ノ島の路地。

 文佐食堂に空席がありそうだったので、ここで昼食。この店って「モヤさま」に出てこなかったっけ? 違ったかな。

 つい「しらす丼」を注文してしまったのだが、「かつ丼」にすればよかったとちょっと後悔。いや、しらす丼はもちろん美味しかったのだが、しらす丼(釜揚げ)が1,000円でかつ丼が700円である。自分で作るとすれば、どう考えても、しらす丼の方が安上がりだと思うのだけど…。カレーラーメンもちょっと気になったな。そのうちまた来よう。

 江ノ島をあとにして、鎌倉方面へ。国道134号線も渋滞している。
 なんとなく滑川の交差点を過ぎて、材木座まで走り、光明寺へ。ここのお寺は好きな場所である。
 鎌倉というと臨済宗など禅宗系の厳しそうな寺が多い印象だが、ここは浄土宗で、なんとなく開放的で、落ちつける。
 創建は鎌倉時代の1240年。開山は然阿良忠上人、開基は鎌倉幕府4代執権北条経時。現在地に移ったのは1243年とのこと。
 現存する鎌倉最大の山門(三門)。1847年再建。

 1698年建立の本堂。国の重要文化財。本尊は阿弥陀如来

 この本堂は自由に上がって、仏様を間近で拝むことができ、妙に落ち着く空間。ここでしばらく座っていた。
 庭園。

 光明寺のネコ。



 お寺の門の屋根瓦の隙間にスズメが巣を作っていた。親鳥が何度も餌を運んできては、中から雛たちの声が聞こえる。

 光明寺をあとにして、今日はもう引き返す。
 由比ガ浜の鯉のぼり。



 稲村ケ崎

 帰りは小田急片瀬江ノ島駅前から小田急に沿うように鵠沼海岸駅、本鵠沼駅に立ち寄りながら藤沢へ。途中で鵠沼(くげぬま)の地名の由来となったという沼があった。


 藤沢からはまた境川サイクリングロード。帰りは追い風だったが、後ろからグングン押してくれるほどの風でもなかった。
 境川遊水地付近でまたキジを見つけた。今度はカップル。ホオジロの声も聞いた。


 同じ道を帰り、18時50分頃帰宅。途中、二子玉川駅前で走行距離を見たら123.46キロだった。10メートル手前で気がつけば12345だったのに。最終的な走行距離は128.9キロ。