オシドリとライチョウ

 今日の東京はいかにも梅雨らしく、昨夜からの雨が朝も残り、強く降ったりもした。でも、昼過ぎには雨も上がり、夕方には西の空が薄紅色に染まる。明日は晴れるらしい。
 今日の写真は多摩動物公園のウォークインバードケージでツルやコウノトリクジャクなどと一緒に暮らしているオシドリ
 冬の間はあんなに鮮やかだったオスたちの羽色もすっかりくすんできた。夏にはメスと同じような地味な姿に変わってしまう。

 ヒナがいた。

大きなツルなどに突かれたらひとたまりもなさそうだ。大丈夫だろうか。

 ネタをもうひとつ。
 5月25日に正式発表されたが、環境省上野動物園富山市ファミリーパークなどと協力して、絶滅危惧種特別天然記念物ライチョウの保護増殖に乗り出すことになった。
 上野動物園ではこの時に備えて、予てより北極圏に生息する亜種のスバールバルライチョウノルウェーから導入し、飼育繁殖の実績を積んできたが、いよいよ日本のライチョウの飼育にとりかかることになったわけだ。
 6月5日に乗鞍岳ライチョウの卵5個が複数の巣から採取され、上野動物園に輸送されたとのこと。これを孵卵器で孵して、育てることになる。まずはヒナが無事に孵って育つのを祈るのみ。
 写真はスバールバルライチョウ
 夏羽の個体。

 冬羽の個体。

 上野動物園のスバールバルライチョウはすべて室内飼育で、照明時間を調節するなどして季節を半年ずらし、一年中真っ白な冬羽のライチョウがみられるようにしている。

 ところで、多摩動物公園のトキは「環境省の指示」で非公開飼育となっているが、ライチョウはどうなるのだろう?

(きょうの1曲)MAGMA/Otis