伊豆2日目〜韮山反射炉

 小学校時代の同級生5人での伊豆ドライブ旅行。2日目。
 伊東のホテルの部屋からの眺め。海は見えるが、絶景というほどでもない。

 防波堤の灯台の緑色光。妙に心を惹かれる。

 廊下の窓からは初島も見える。

 ホテルを10時にチェックアウトして、女性陣のショッピングに付き合わされ、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。僕も干物は買った。芸能人の写真がいっぱい貼ってあったので、有名店らしい。
 アジア雑貨店の店先のガネーシャ?

 ヨットハーバーに面した道の駅にて。

 岸壁の下には鮮やかなブルーの熱帯魚。

 遠い防波堤の手すりにたぶんイソヒヨドリ。女性陣の買い物中、こちらはこんなものばかり見ていた。

 ようやく買い物タイムが終了して、山を越えて、今年、「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界文化遺産に選定された韮山反射炉を見にいく。ひとり「世界遺産」好きがいるので。
 反射炉とは大砲などを鋳造するために鉄を溶かす溶解炉で、石炭を燃料として発生させた炎と熱を炉内のドーム型の天井で反射させて集中することで、千数百度の高熱を実現するというものだ。17〜18世紀にヨーロッパで発達し、日本にも伝わった。韮山反射炉は幕末の1857年完成。欧米の脅威に対抗するための軍備強化の一環であることは言うまでもない。

(全体が倒壊防止のため補強されている)


 まぁ、地味な遺産ですね。観覧料100円。

 その後、近くのうなぎ屋で昼食。九州産の生きたウナギを注文があってから料理して出すというお店。出てくるまで時間はかかるが、さすがに美味しかった。
 袋の中でうごめくウナギたち。

 しばらくすると、こうなって出てきた。2,900円也。

 すっかり満足して、お店で教えてもらった江川邸を見学。江川氏は清和源氏の血を引く伊豆の豪族で、江戸時代には幕府の直轄地であった韮山の代官を世襲。第36代・江川英龍韮山反射炉東京湾のお台場の建設を幕府に進言し、または兵糧として日本で初めてパンを焼いたのも、ここだったそうで、パン焼き窯も復元されていた。
 近くでもう彼岸花が咲いていた。
 今回の旅はこれで終わりとすることにして、東京へ帰る。
 旅の最初に1人2万円ずつ集めて(2万×5=10万)、高速代、ガソリン代、宿泊代、飲食代、観光スポットの入館料などをすべてそこから支出したのだが、最後に残ったのが18円。素晴らしい。