奉納相撲

 シルバーウィークの5連休初日は秋晴れ。でも、爽やかというより、ちょっと暑い。
 世田谷八幡宮例大祭が始まる。この神社は旧世田谷村の鎮守で、戦国時代の世田谷領主・吉良頼康(足利氏の支族)が創建した古社。平安時代八幡太郎源義家が創建したとの伝承もある。

 今日の目玉行事は地元・東京農業大学相撲部による奉納相撲。境内に土俵があり、秋の祭礼での奉納相撲は江戸時代から有名らしい。今でも多くの人が楽しみにしていて、昔ながらの村祭り的な雰囲気が味わえる。ということで、僕も自分の住む町の氏神ではないのだけれど、ここ数年は見に来ていて、このブログでも紹介している。またこの季節がやってきたわけだ。なので、この先は写真も毎度同じパターンである。
 まずは土俵祭り。去年は国旗掲揚の際に途中で紐が切れて、日の丸が落下するというハプニングがあったが、今回は最初から日の丸が掲げられていた。


 神主さんが祝詞を上げた後、土俵の四隅を塩で清める。

 続いて、力士を清める。最後に観客も全員起立して、頭を下げて、清めてもらう。

 神事終了後、土俵が整備され、まずは準備運動。基本の四股。

 すり足。

 最後に股割り。体が柔らかいヴァージョン。観客から、おおっ、という感嘆の声と拍手。

 股割り。体が硬いヴァージョン。観客から笑い。ここはいつもネタになっている。

 さて、いよいよ取組開始。19人の力士による出身地別団体戦個人戦、次々とかかってくる相手を誰かが3人続けて破るまでノンストップで相撲を取り続ける三人抜き、さらに五人抜き。
 最初の一番。行事も学生だが、審判技術は高いそうで、国技館の土俵に立ったこともあるそうだ。



 学生相撲といっても、なかなかの迫力。





 細身のチバくんが大きな相手を大技「居反り」で立て続けに投げ飛ばし、5人抜き達成。大歓声。





 これだけ人が集まると、お祭は自然に盛り上がるね。