第32回マイルチャンピオンシップ

 中央競馬・秋のGIシリーズ、今週はマイル王決定戦、マイルチャンピンシップ。京都競馬場・芝1600メートルに牝馬4頭を含む18頭が参戦した。
 6月の安田記念を快勝して春のマイル王となった4歳馬モーリスは休み明けのぶっつけ本番となったため4番人気。1番人気は昨年の皐月賞イスラボニータ。続いて、フィエロサトノアラジンが人気を集めた。
 レースは今年の桜花賞レッツゴードンキが引っ張り、やはり今年のNHKマイルを勝ったクラリティスカイが続き、さらにトーセンスターダムが追う展開。
 モーリスは中団をフィエロと並ぶように進む。イスラボニータはスタートで遅れて後方から。
 そして、最後の直線、逃げるレッツゴードンキを交わして、内から同じ3歳牝馬アルビアーノが先頭に出ようとし、外からはフィエロが襲いかかるが、その外からモーリスがまとめて交わして先頭に立ち、そのままゴールイン。休み明けの不利をものともせずマイル戦での強さを見せつけ、5連勝で春秋のマイルGI連覇を達成した。
 2着には去年もこのレース2着だったフィエロ。1番人気のイスラボニータは後方から猛然と追い込んだが、3着まで。4着にはやはり外から追い込んだサトノアラジンが入り、人気馬が上位を占めた。

 1着 モーリス(R.ムーア)  2着 フィエロ  3着 イスラボニータ
 4着 サトノアラジン  5着 アルビアーノ

 来週はモーリスの父、スクリーンヒーローが2008年に優勝したジャパンカップだ。