放鳥コウノトリのその後

 千葉県野田市の「こうのとりの里」で今年3月20〜24日に生まれ、7月23日に試験放鳥された3羽のコウノトリの幼鳥。
 コウノトリの舞う里をつくるという地元の思惑とは違って、野田から出て行ったまま帰ってきそうにないが、その後の情報。
 3月20日生まれの「愛」♀は一時的に神奈川や千葉へ行った以外は茨城県内にとどまっており、11月24日から茨城県神栖市に滞在していたが、残念ながら12月5日に事故で死亡したことが確認された。送電線か鉄塔に衝突したか墜落した際に負傷し、直接の死因は肝臓破裂とのこと。病気はなく、栄養状態にも問題はなかったという。

 3月22日生まれの「未来」(みき)♀はこのところずっと岡山県にいて、16日現在では玉野市にいる。
 3月24日生まれの「翔」♂は長らく石川県七尾市に滞在していたが、最近、福井県兵庫県徳島県と移動し、現在は高知県南国市付近にいるようだ。

 この写真は多摩動物公園コウノトリ(とオシドリ)。多摩動物公園は関東におけるコウノトリの繁殖センターであり、今回放鳥されたコウノトリたちも多摩生まれのコウノトリの子孫である。

 野田市のコウノトリ放鳥情報
 放鳥個体の位置情報が随時更新される。