バンとカイツブリ

 井の頭公園に行ったら、池が底まで見えるので驚いた。「かいぼり」の成果だと思うが、こんなに水が透き通った井の頭池は初めてだ。そして、あれだけたくさんいた鯉がほとんどいなくなった。この状態がこの先ずっと続くのかどうかは不明。

 池ではバンとカイツブリがご近所どうしで営巣中。

 バンがカイツブリの巣に近づいて、追い払われたりもしていた。
 バンの巣。卵を抱いているらしい。


 カイツブリの巣。こちらも抱卵中?

 そこへアオダイショウ出現。

 バン♂が威嚇。


 アオダイショウは巣の存在に気づいているのか、いないのか、とにかく別の方向へ泳ぎ出した。

 写真は撮れなかったのだが、この後、カイツブリが魚雷のように潜水したままヘビに近づき、真下から攻撃。ヘビはそのまま退散して、岸辺の茂みに逃げる。
 カイツブリが水に潜ると、姿が見えなくなり、次はどこに出てくるだろうか、というのが従来の井の頭池だったが、今は水が澄んで、潜水中のカイツブリもずっと目で追うことができるのだった。

 別の場所でもカイツブリが営巣中。

 オスが小魚を咥えて戻ってきた。

 雛たちが母親の羽の中から出てきた。2羽は確認できた。

 井の頭池を泳ぐカルガモ…。ん? ちょっとヘンだ。

 クチバシが黄色い。どうやらカルガモマガモのハイブリッドらしい。マルガモ?
 これが普通のカルガモ

 そういえば、井の頭池の水辺の茂みでオオヨシキリが鳴いていた。珍しい鳥ではないが、井の頭池では初めて声を聞いた。姿も見えたが、写真は撮れず。なので、多摩動物公園で飼育されているオオヨシキリ

 ケージの中でもギョギョシ、ギョギョシと盛んにさえずっている。