第66回安田記念(G1)

 東京競馬場での5週連続G1シリーズを締めくくる春のマイル王決定戦・安田記念が芝1600メートルで行われ、香港からの遠征馬1頭を含む12頭が参戦。
 断然の1番人気は昨年のこのレースの覇者で、その後、日本と香港のマイルG1を4連勝、通算では7連勝中のモーリス。2番人気は3月のドバイでG1初制覇を達成したリアルスティール
 レースはディサイファが好スタートから飛びだしたが、すぐに8番人気のロゴタイプが交わして先頭に立ち、絶妙のペースで逃げる。モーリスが2番手、リアルスティールが3番手という予想外の展開。モーリスはやや折り合いを欠いているようにも見えた。
 そのまま先頭で4コーナーを回ったロゴタイプは最後の直線、最内で逃げ込みを図り、モーリスら他の馬は馬場の良い外目に進路を取りつつ追い上げるが、最短コースを選択したロゴタイプとの差が縮まらず、そのままゴール。
 2012年の朝日杯FSの覇者で、2013年の皐月賞も勝ったロゴタイプが3つ目のG1タイトルを獲得した。昨年の年度代表馬でもあるモーリスは2着を死守したものの、連勝は「7」でストップ。リアルスティールは最後失速して11着の大敗。
 ロゴタイプローエングリン産駒の牡6歳。これが皐月賞以来3年ぶりの勝利。

 1着 ロゴタイプ田辺裕信)  2着 モーリス  3着 フィエロ
 4着 サトノアラジン  5着 イスラボニータ