東京ウォーク2016第2回

 我ながら物好きだな、と思うが、朝から雨が降るなか、東京都などが主催するウォーキングイベント、東京ウォーク2016の第2回大会に参加してきた。昨年、多摩川30キロを歩いて以来だ。
 友人と新宿駅で待ち合わせ、埼京線浮間舟渡駅へ。今回は駅前にある浮間公園をスタート/ゴールとして板橋区・北区内を歩く20キロのAコース。ほかに距離の短い11キロのBコース、8キロのCコースもある。
 僕は当日申し込みなので、参加料1,500円を払い(事前申し込みだと1,000円)、受け取ったゼッケンに必要事項を記入してレインカバーをかけたリュックに安全ピンでとめ、出発準備完了。
 何やらスタート前の式典みたいなのをやっているが、人が多くて、よくわからない。9時にスタートだが、一般道の歩道を歩くので、少しずつ時差スタートとなり、我々が歩きだしたのは9時10分だった。

 傘を差しながら、公園を出て、前を行く人たちを追い抜きつつ、埼京線東北新幹線の高架をくぐり、国道17号中山道に入って、都心方面へ。
 新河岸川を渡り、環八交差点を越え、薬師の泉庭園や志村一里塚を過ぎて、左折。4.9キロ地点の善徳寺前を右折。Aコースより1時間遅くスタートのBコースはここを直進して赤羽岩淵へ向かうルートで、こちらには友人の女性2名が参加するはずだが、この雨の中、本当に歩くのだろうか。まだ10時にはなっていないので、浮間公園にいるはずだ。
 我々男2名は赤羽自然観察公園の脇を通り、環七にぶつかると、ここを右折。この辺から雨がザーザー降りになり、風も出てきた。傍から見れば、本当に物好きな人たちの行進に見えることだろう。曲がり角や交差点など各所に立っている誘導員も大変だ。
 板橋区の中心部で環七から旧中山道に入り、石神井川に架かる板橋を渡る。旧宿場町の風情も感じるが、雨のせいで、それを楽しむ余裕はない。でも、カンカン照りの猛暑よりはマシかもしれない。
 旧中山道から左折して図書館だの公園だの体育館だのがある界隈を抜け、東京家政大の横を通り、埼京線切通しを越え。やがて石神井川と再会し、川沿いの遊歩道を行くと、音無親水公園。ここでトイレ休憩。すぐそこがチェックポイントで、地図にスタンプを押してもらう。

 まもなく王子駅。ここまでで11.2キロ。あと8.8キロだ。

 あとは北本通りをひたすら歩き、16.5キロ地点の赤羽岩淵でBコースと合流。歩かずにどこかでお茶でも飲んでいるのではないか、と思っていた女性陣はちゃんと歩いていて、しかも、我々より15分も前に赤羽岩淵(Bコースでは7キロ地点)を通過してゴールをめざしていることが判明。相棒が妙に悔しがっている。こちらもペースを上げて、Bコースのゼッケンをつけた人たちをどんどん追い抜いて進むが、追いつきそうにない。
 東北本線をくぐり、やがて埼京線北赤羽駅が見えてきた。ここからは線路と並行して、ひと駅分を歩けばゴールだ。
 浮間舟渡公園にゴールしたのは12時28分。20キロを3時間18分で踏破した。
 完歩証を受け取ったり、協賛企業LIONの製品をもらったりして、12時15分にゴールしたという女性陣と合流。参加者には東京オリンピックのピンバッジなどがプレゼントされるらしく、すごい行列ができていたが、面倒なので、並ばない。
 記念写真を撮ったりして、そのまま電車に乗り、池袋に出て、昼間から居酒屋2軒をはしごして、そのあとカラオケで盛り上がる。
 完歩証。濡れた地面に落としたり、適当にリュックに入れたりしたので、この通りボロボロになってしまった。