ハスの葉の上にできた小さな水たまりの中でミジンコが動き回っていた。
この外側には出ることのできない小さな宇宙のような空間。
隣の葉っぱの上のもうひとつの宇宙。こちらにもミジンコがいる。
本物の宇宙は137億〜138億年前にビッグバンによって誕生し、いまも膨張を続けているというが、そうだとするなら、宇宙の外側はどうなっているのか、という疑問、また宇宙が誕生する前はどうだったのか、というような疑問が浮かぶ。実は宇宙は単一(ユニヴァース)ではなく、無数の宇宙(マルチヴァース)が誕生したり、消えたりしているのだという説もあるようだ。
こちらはまだミジンコがいないサトイモの葉の上の水たまり。
その後、ハスの葉の上の小さな宇宙は破壊して、ミジンコたちはより大きな水の世界に泳ぎだしていった。そこにはメダカがいるのだけれど。