上野動物園ではアジアゾウを4頭飼育している。
オスの「アティ」(19歳)、メスの「ダヤー」(39歳)、「スーリヤ」(22歳)、そして「ウタイ」(18歳)。
「アティ」だけは単独飼育で、メスの3頭はいつも一緒に運動場に出ている。このうち一番年下で、体も小さい「ウタイ」は年上の2頭に対してよく甘えたような鳴き声を出して、とてもかわいいのだが、その「ウタイ」の妊娠が12日に発表された。
昨年10月に繁殖のため「アティ」と同居させたところ、妊娠の兆候が見られ、このたびエコー検査で妊娠が確定的になったらしい。
ゾウの妊娠期間は21〜22ヶ月で、出産予定は来年6〜7月頃とのこと。
赤ちゃんが無事誕生すれば、上野動物園としては初めてのことになる。
子どもっぽく見える「ウタイ」がママになるのかと思うと感慨深い。