野田市の放鳥コウノトリ

 千葉県野田市の「こうのとりの里」で自然に放たれたコウノトリの話題はこのブログでも何度も触れている。
 昨年7月23日に放された3羽のうち1羽は死亡し(「愛」♀)、「翔」(♂)は昨年12月以来ずっと高知県大月町に留まっており、「未来」(♀)ももうずいぶん長く滋賀県米原市付近(要するに琵琶湖周辺ということか)にいる。2羽ともそれぞれの土地が余程気に入ったのだろう。
 そして、今年6月4日に放鳥された兄弟のうち、弟の「ひかる」はそのまま野田市こうのとりの里」周辺に居ついているようだ。
 一方、兄の「きずな」のほうは放鳥直後、千葉県から埼玉県にかけての江戸川や荒川の流域を転々としていると思ったら、いきなり東京の八王子市に飛来し、「おっ、東京に来た」と思ったのも束の間、翌日には静岡県沼津市へ移動、さらに浜松市へと飛んでいって、恐らく浜名湖周辺でしばらく滞在。みんな西へ行ってしまうなぁ、と思っていたのだが、8月12日付の最新情報では山梨県上野原市へ姿を現したらしい。この先、どこへ行くのか、注目だ。

写真は上野動物園コウノトリ