遠い花火

 日本近海で立て続けに発生した3つの台風が列島をうかがう不穏な天候。都内でも午前中を中心に凄まじい豪雨となり、その後も青空が広がったかと思えば、また空が暗くなり、ザーッと降るという不安定な空模様。
 そんななか、二子玉川の花火大会(第38回世田谷区たまがわ花火大会)が開催された。
 現地へ行こうとは思わなかったが、ここ数年は地元の駅前ビルから見物することにしていて、今回も行くつもりだったが、夕刻からまた雨になったので、見合わせ。自宅の2階から見物。
 直線距離で5キロほどは離れていて、しかも、打ち上げ会場の多摩川河川敷と僕の住む町とでは標高差が30メートルぐらいあるので、花火は家々の屋根に隠れて、あまり見えない。当然ながら、音はだいぶ遅れて聞こえる。

 遠い花火の音よりアオマツムシの声のほうが賑やか。数日前から鳴きだしたようだ。秋の気配。



 フラストレーションのたまる花火の見え具合。

 終盤になると、高く上がる大輪の花も。


 19時に始まり、20時には終了。あとは虫の声ばかり。