上野動物園の正門前にある小さな「上野こども遊園地」。狭い敷地にたくさんの乗り物、遊具がひしめき、なんというか駄菓子屋的遊園地としてノスタルジックな昭和の雰囲気を残す賑やかな一角だったが、8月31日で閉園になってしまった。
閉園のお知らせ
70年間 ありがとうございました
上野こども遊園地は、終戦の翌年から70年間にわたり
たくさんのお客様・お子様の笑顔にふれることができました。
この度、地主である東京都から「動物園の魅力を高めることを
目的とした正門前広場の整備工事」の支障となると許可を取り消
されましたので、やむを得ず8月31日(水)をもちまして廃業いた
しました。
70年間という永きにわたり営業を続けることができましたのも、
ひとえに皆様方のご愛顧の賜物とスタッフ一同、心より感謝申し
上げます。
上野こども遊園地
文面からやり場のない悲しみと静かな抗議の気持ちがにじみ出ているように思えるが、周辺では一方的な許可の取り消しに対して、釈然としないものを感じる人も少なくないようだ。豊洲問題で信用が失墜した東京都がここでもわけのわからない工事を始めようとしている、という風にも思えてしまう。
いろいろなキャラクターが統一感なく、雑然と、なんでもあり的に並んでいる。
子どもたちの声が聞こえなくなった園内でカラスがのんびり。
遊園地の向かい側にある食堂兼売店。このお店の雰囲気はすごく好きなのだが、ここは残ってほしい。