謹賀新年


 あけましておめでとうございます。
 昨年はたくさんの方々にご訪問いただき、どうもありがとうございました。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

母の手編みのにわとりを江ノ島〜鎌倉で年賀状用にロケ撮影。にわとりが海に似合うかどうかは不明。

 さて、新年も例年通り、地元の神社で迎えた。

 大晦日の23時25分に家を出て、神社まで徒歩10分。風がないので、さほどの寒さは感じない。神社に着くまでに見かけた人影は3人だけ。車2台、電車1本。静かだ。遠くで除夜の鐘が鳴っている。救急車のサイレンも遠くで聞こえる。
 住宅街の中でそこだけ農村時代の面影を残す神社の境内では僕の前に数人が並んでいた。町会の人たちが甘酒の準備をしたり、かがり火を焚いたりしている。
紅白歌合戦が終わる頃から急激に人の列が長くなり、境内から道路にまで伸びていく。先ほどまでの普段着からいつのまにか着替えた神主さんが姿を現し、拝殿の中で携帯電話の時報を聞いている。去年までは確かガラケーだったが、スマホに変えたようだ。
 その神主さんが太鼓をどんどんと打ち鳴らすのが新年の合図。初詣が始まる。同時に舞台で新年を寿ぐ舞が始まる。


 神様に手を合わせた後、甘酒をいただき、しばらく厳かな舞を眺めて家路につく。